
2022年9月10日韮崎市で山梨県による「ひきこもりを考えるフォーラム」が開催され、コロナ禍でなかなか人が集まれない中にもかかわらず、200名を超える方にご来場いただきました。
当事者として、親として、支援者として、医者として、民間として、行政として・・・パネリストそれぞれの視点から語られる言葉も内容も、ひきこもり当事者の背景のように同じということはありませんでした。そんな中、登壇者の発した言葉のひとつでも、言葉によって自分の中に湧きだした感情でも、今回のフォーラムにいらしたことで持ち帰ることができた「なにか」があったらいいなと思います。
藤原さんも、パネリストとして大舞台に立ってとても緊張したかと思いますが、困っている方に寄り添う活動者として一生懸命メッセージを発信しました。開催後のアンケートもひとつひとつ目を通させていただき、「もっとじっくり聞きたい」「考えるよいきっかけとなった」という内容を見て嬉しく思いました。

こちらは楽屋で撮影された、登壇していらした方たちの集合写真という貴重なものです。左上に写っている藤原さんが一番疲れ切っているように見えますね!
藤原さんに話を聞くと、過去に実施された芦沢さん(写真左下)や他の当事者さんと一緒の講演会では「頭が真っ白になって言いたかったことがうまく言えなかった」・・・と悔いの残ることもあったそうです。しかし今回は自分の言葉で大勢を前にして考えや気持ちをはっきり伝えられていたなぁ・・・と、永弘会活動当初から藤原さんを見ているさがみ鳥としてはちょっと感動しました。もちろん、緊張しているのもすごくわかりました^^
藤原さんはまだまだ満足していない様子だったので、本当はもっと言いたいことがたくさんあったのだと思いますが、それは次の機会に語っていただけたらと思います。
ひきこもりは誰にでも起こりうる問題であり、相談して良い悩みです。
永弘会はひきこもっている人や孤立・孤独に悩んでいる方の「この状況をどうにかしたい」という気持ちに寄り添って、力になりたいと考えています。具体的に方針が決まっていなくても大丈夫です。一人で抱え込まず、まずはお電話もしくはメールでご相談くださいね。
Writer:さがみ鳥