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壊れた道具も手作りで復活!

金槌・・・それはモノづくり・解体の上で必要になる大切な道具のひとつ。今回、しよーちゃんの手持ちの金槌が壊れてしまった(柄の部分が折れてしまった)ため、藤原さんが新しい柄を作ったとのことで、その様子をご紹介したいと思います。

 

仕事道具を直すことすら楽しんでしまう藤原さんを、しよーちゃんは休憩がてら軒下から優しい眼差しで見守っていたそうです。

 

材料は空き家の中にあった少し太めの丸太。これを電動カンナでざっくりと削り出してもともとの柄と同じくらいのサイズにします。

 

そこから削って柄の丸みを作り、しよーちゃんに握り具合を確かめてもらいつつ、頭部分を接続する部分の調整を行います。櫃(ひつ)とも呼ばれるらしいこの部分、緩すぎてもダメ、きつすぎてもダメという繊細な調整が必要で、削っては頭を取り付け、外しては削ってを何度も繰り返し、調整していきます。

 

なお、柄を作るだけではなく、楔もしっかり手作りして打ち込んでいたとのこと。生まれ変わったこの金槌が、また新たな仕事をしてくれるのが楽しみです!

 

Writer:さがみ鳥

この活動は、赤い羽根新型コロナ感染下の福祉活動応援全国キャンペーン「居場所を失った人への緊急活動応援助成」によって実施しています。赤い羽根共同募金にご協力してくださった皆様、多大なるご尽力を賜りまして、誠にありがとうございます。