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親子間の居場所を目指して

家族との関係がうまくいかない時ってありますよね。

互いの言い分が対立して感情的になってしまい、一旦距離をとった方がいいことはわかっている。だけど外に出て人の目を気にすることが苦痛であったり、ネットカフェやファミレスに行くお金もなかったり。ひきこもり状態の本人も、そのご家族も利用しやすい居場所って実は社会の中に少なかったりします。

 

今回、永弘会の管理している空き家を活用された方は、親子ですこしだけ喧嘩をしてしまって、本当は思っていない強い言葉をお互いに言い合ってしまいました。

本人も親御さんを傷つけたいわけではなく、親御さんも子供を愛していないわけではない。ただ、体調がすぐれないときに小言を言われ、一方では毎日家にいて精神的にまいってしまい、、、

日々の小さなすれ違いが積み重なってある日爆発してしまう。

 

しかし、人間の怒りの感情は長くは続きませんよね。当事者の方を一人にせず、冷静になるまで永弘会スタッフが寄り添い、落ち着いたら第三者を含めて話し合う。すべてのケースでうまくいくことは難しいと思いますが、今回は意義のある時間にすることができたように思います。

もし似たような状況にあり、お悩みの方がいましたらご相談ください。

 Writer:柴犬

この活動は、赤い羽根新型コロナ感染下の福祉活動応援全国キャンペーン「居場所を失った人への緊急活動応援助成」によって実施しています。赤い羽根共同募金にご協力してくださった皆様、多大なるご尽力を賜りまして、誠にありがとうございます。