
連日の雨。また、雨が降るのではと心配していましたが、晴天。
「ここね」は屋外で開催するため、雨になれば中止。焚き火をするので、強風が出れば中止。そんな自然に合わせた開催をしています。
空き地の草木を伐採したのは昨年の11月頃。その時は、草は枯れており、一面茶色。春になり、梅雨の時期を迎え、草は緑となり、雨と晴天の繰り返しにより、草がグングン伸びてしまい、生命力の力を感じる、そんな時期に第2回の「ここね」を開催しました。
相談に来られたのはお父さん。
就職をするものの、短期で退職。今後のことを心配し、そのことを本人に話せば、反発。「(自分は)どうなっても良い。こんな自分にしたのは親のせいだ」と言い返され、それ以上何も言えず、腫れ物にさわるような生活を過ごす。
家族を支え、自分自身が一家の主として一心に負担を背負ってきた。自分が我慢をすれば良い。そう思い、頑張ってきた父。そんな家で自分なりに努力してきたけど、上手くいかず。自分自身をと、責め、そんな自分を育ててきた親や家を責めることでしか自分自身を保てない本人。
お互いに精一杯頑張っているのに、その間に繋がりがない。繋がりを作らない限り、先には進めない。それをなんとなくお互いに分かっているのに、いざ話す場を設けようとすると避けてしまう。また、仮に設けても、言い合って終わってしまう。
「これからどうする?」、そんな話をお互いにできる機会を設けてみる。その中でどちらが正しいかの議論はしない。大事なのは正しさではなく、今の生活。これからの生活。できることと、できないことをお互いに出し、その上で、どこで折り合っていくのかの話をする。話すのはそれだけ。言葉にすれば簡単。でも、簡単なことが一番難しい。そんなことを感じました。
「ここね」は週末に開催しています。お問合せは永弘会まで。宜しくお願いします。
※写真は始めた当時のもの。季節に応じて景色が変わる会場になっています。