
パチパチ、パチパチ。薪が燃える音。
木と雑草に覆われた場所を伐採し、平らな場所を確保し、作った焚き火スペース。それを囲むように椅子を並べ、永弘会の自主事業「ここね」が始まりました。焚き火をするので、雨になれば延期。やっと晴天に恵まれ、開催することができました。
相談に来られたのは御家族。
相談したいのは、子どものこと。
子どもとは話はできる。ご飯も一緒に食べられる。頼み事をすれば、やってくれる。でも、自分自身の今後のことになると、自ら動かない。心配で子どもにそのことを直接言っても、反応はない。このままこの状況が続いたらどうしよう?どうすれば良いのだろう?と考えるが、どうして良いか分からない。
相談に至るまでには様々な事情や経過、相談が今になってしまった理由がある。そんな事情や経過、理由を聴いていく中で、どうすれば良いのかを一緒に考える。本人が動かないと言った場合、動かない責任は本人にあることになる。多くの家族は、これまで原因を一生懸命に探し、それを取り除こうとしてきた。
でも、それができなかったからこそ今がある。であれば、原因探しを止め、違うやり方をした方が良いのかもしれない。動かないではなく、動けないと言った場合、本人が動くに動けない理由があることになる。
いつも同じ話をし、ループのように繰り返される状況を家族と一緒に振り返る。同じ話になりそうな時はこちらから話を止める。その上でこれまでしてこなかった新しい話を本人に向けてみる。そうすることで新たな展開に繋がるかもしれない。そんな話をご家族としました。原因を見るのではなく、関係を見る。そうすることで状況は変わるのかもしれないと思います。
ここねは土日に開催しています。相談を希望される方はぜひ永弘会まで。
相談はここね!でお願いします。