
12月某日。藤原さんからLINEのグループチャットへ上げられた一枚の画像。
「ガソリンスタンドでドラム缶もらってきたから、ぶった切ってたき火台にしようと思うんだ!」
ドラム缶は思ったよりも大きいらしく、運転席のスペースを奪われ前へと押しやられ体勢がつらいとのこと。しかしそのことすら楽しげに話す藤原さん。
ドラム缶を切る。言うのは簡単ですが、調べてみると切断時の火花でドラム缶内の可燃性ガスに引火し、爆発事故が起きるリスクがあるんだとか。なにそれこわい。
「ドラム缶切ったことあるんですか? 道具はあるんですか?」
「ないよ!」
「え……。」
とってもわかりやすい回答が返ってきました。何というか、藤原さんの突飛な発想は通常運転なのですが、思い付きで実行するには危なすぎます……。
私は考えました、事故を未然に防ぐことを!私が駆け付けられたらいいのですが、遠方なのですぐに行けるはずもなく。同じく山梨県内在住の仲間、しよーちゃんへ連絡し、藤原さんがドラム缶を爆発させないようにしっかりと見張ってもらうことに。「わかりました。任せてください。」と二つ返事で了承をいただいたのでした。これで安心。
翌々日。

LINEに届いたのは激しく火花を散らすドラム缶の画像。一緒に映るのは藤原さんと、見張りをお願いしたはずのしよーちゃん。
(見張るどころかしよーちゃんも一緒に切ってるじゃないですかあぁぁぁ……!!)
藤原さんへ尋問……もとい話を聞けば、刃が途中でボロボロになり替えの刃を買いに行ったりして30分~1時間くらいは作業したとのこと。思ったよりも重労働だったみたいですね。なお、(私に怒られないよう)ドラム缶内を水で満たして、ガスを残さないようにして切るという対策は取ったそうです。
この数日ヒヤヒヤさせられましたが、頑張って切ったドラム缶はまだ作業工程が残っているものの、予定通りたき火台として生まれ変わります。
とりあえず二人が無事でよかった……完成の際はまたご報告させていただきますね。
※まだもう一本あるのでまたヒヤヒヤさせられるんだろなぁ。
Writer:さがみ鳥